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個別記事の管理2010-11-30 (Tue)
去年の今頃、馬鹿みたいに騒いでた新型インフルエンザ。

タミフル耐性でなければ新型も旧型も何ら変わらないという俺のスタンスは不変です。

Mediaの方々は、自分たちでどのように総括したのでしょうか。それとも今年もまた騒ぎ出すのかな。


ニューイングランドジャーナルに載ってたグローバルサーベイランスの話を紹介します。
NEJM pandemic 2009 influenza review

「リッチな国ほど見つけるのが早い」という当たり前の事実。

驚いたのは日本の立ち位置。

アイルランド、デンマーク、スイス、スウェーデン、イギリス、オーストリア、カナダ、フランス、ドイツ、オーストラリア、ベルギー、クウェート、UAE 、イタリア、シンガポールよりも日本は貧しい。

破綻寸前のギリシャとほぼイコール。

ガンガン来てると思ってた韓国や中国なんて、まだまだなのですね。



新型インフルエンザの特徴。

医者じゃなくても、病院勤務なら知っておいたほうがいいかも。


肺でのウイルス増幅は旧型より高い。ただし、病原性を高めるような突然変異は起きていない。

死亡者は若い人に多く、90%が65歳以下。

一度入院してしまうと、小児の死亡率は低く、高齢者は高い。

英国では家庭内感染は7−13%。小児がいると高い。

リスクグループ
妊婦、特に第三三半期 とくにHIVある場合。ただし、米国や南アフリカのデータ。
肥満
5歳未満
慢性心疾患
慢性肺疾患
糖尿病
神経疾患
免疫抑制
鎌型赤血球症
 腎不全
肝不全
 65歳以上。致死率高いが、罹患率低い。

入院するときはびまん性のウイルス性肺臓炎が多い。

48時間以上立ってもタミフル効果あり。

入院患者でPeramivirの効果ははオセルタミビルと同じくらい。タミフル耐性ウイルスでは、ザナミビルより効かない。



…。

だからなんだよって話でしょうか…。

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個別記事の管理2010-09-06 (Mon)
「なんとなくある大学病院が悪いことをした」というようなイメージがTVによって流されている。


それを見て、俺でさえ理解できないのだから、正確に理解している人は皆無でしょう。病院に過失があったのか。あるいは他に原因があるのか。

俺は全く理解できなかった・・・。

アシネドの感染なんて珍しくも何ともねーし・・・。




AをやらなかったからBになった。このような一意的な世界観からは感染症の世界は遥か遠いところにある。

原因の全てを医師の振る舞いに帰してしまうのは、この世界観を平坦に扱いすぎているよう感じる。

患者さんがよくなったり悪くなったりするのはいろいろな事情が重なって、その複雑な体系の中でぼんやりと決められる。施された医療行為がよかった、悪かった、という単純な要素だけでは決められない。

患者さんが良くならない時に、一方的に医者にその責任を帰するのは不可能。

感染症科医は、ギャンブラーではないが、神様でもないのだ。



一番、違和感があるのは厚労省!!

「もっと早く報告すべきだった」みたいな発言してるけど、マジでむかつく。

感染症学会が何度も取り上げても、厚労省は耐性アシネトバクターを重要視してこなかった!

現在、病院にアシネトバクター届け出の「義務」はない。もし厚労省が本気でこの菌を問題にしていたのならば、感染症法改正をして届け出感染症にしておけばよかっただけの話だろ。


院内感染は日々起きている。これは医療の宿敵のようなもので、絶対に避けられない。


これを完全に排除したいというのならば、高度医療は全て放棄すべきであろう。


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個別記事の管理2010-08-31 (Tue)
その日、当直中のS君は、当直室で「世界不思議発見」を見ていた。

そこに救急隊より要請が入る。

「胸痛を訴えている患者がいるから見て欲しい」との事。

S君は引き受ける。「いつでもどうぞ」と。

そして救急患者を診察し、的確に心筋梗塞と診断したS君。お見事。

これはカテーテルが必要だと速やかに判断し、専門施設があるA病院に連絡。

A病院の許可を得たため、迅速に搬送。

循環器専門医M君が心カテ等を行う。

しかし、結果として患者は死亡・・・。
おそらく、冠動脈主幹部の梗塞であったのだろう・・・。


話はここから。

なんと患者の遺族が訴訟!

最初に診察したS君が悪いだろ!と。
お前のせいや!と。



S君は真っ向から反論。

冗談じゃないと。

胸痛の患者を診察し、心筋梗塞と診断を確定させた。その上で、専門病院に搬送した。完璧やろ!と。




最高裁判所の判決は・・・。




S君の負け!!


「胸痛は循環器専門医が初診にあたるべきで、専門医でないS君は診察すべきではなかった」との判断!



世界最高にアホかつ有害な判決。海外でもそのマヌケさが紹介されたほど。



要は、救急隊から電話が入った時に、

「オレは循環器専門医じゃないんで、他の病院探して」と断り、そのままテレビをみてれば良かったとの判決。

その間に患者は確実に死ぬけどね・・・。





実話ですよ。



コレを機に、日本中の救急病院は態度を硬化し、医師会もその態度を黙認。

「基本、専門医不在の時は急患は受けません」となる。


そりゃそーだ。国がそういう判断するんだもん。



小児科医不足。

産婦人科不足。

よく言われるけど、言われだしたのはごく最近。


今まで足りてたのに何故急に不足するの?

みんな、やめちゃたの??



答えはね、今までは、子供だろーが妊婦だろーが、ある程度みんな診てた訳よ。内科医が。

診たくないよ、そりゃあ。出来れば専門の疾患だけ診たいよ。

でもそこに患者がいたら仕方ないじゃん。医者として。

使命感だよね。

そこを真正面から否定され、ある時は有罪者にされるわけでしょ?

そしたらもう、診ないよね。

病院としても、受けないよね。



患者のたらい回し。

特定の科の医師不足。


これからも続くと思うよ。


世論と時代のせいです。



ある日突然、医師や病院が減少したわけではないからね。




いやいや、実は当直明けで今医局です。

北海道の田舎だから、患者からの要請は絶対に断らない。

だって、マジでココしかないからねw

「専門」なんて言ってられません。

専門は呼吸器だけど、昨夜は透析も回したし、胃カメラもやったし、それこそ心筋梗塞も来たし・・・。



アホな判決通りにしていいんだったら、昨夜は熟睡できたな。

その代償として、確実に5人は死んだと思うけどね。


では、仕事してきます。


チャオ


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個別記事の管理2010-08-18 (Wed)
俺が行ってる北海道の某病院では、ドクターヘリを結構使います。


病院の裏が広い空地。

そこに最初に登場するのは消防の車。

20100818184420.jpg



消防無線でヘリと連絡を取ります。

着地点の状況(風速とか)や、患者の詳細を伝えます。


その後、救急車とヘリが到着。
20100818184418.jpg

これはヘリ着地のシーンです。

風とか音とかハンパないよ??



ヘリは近くで見るとこんな感じ。
20100818184415.jpg


ヘリには専属のドクターがいます。
20100818184412.jpg

青い服着た人がそう。

この日は、俺がヘリを要請したので、彼に患者の状態を伝えるまでが俺の仕事。

搬送先まで無事に運ぶのが彼の仕事。


東京ではなかなかお目にかかれませんが、北海道では良く見ます。

つーか、俺は頻繁に利用します。


「あ、東京から来てる先生ね」みたいな感じで認知されています。

またか、みたいなww。



けど、ヘリとか運転出来たらいいよねー。


KD君、作って下さい!

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